1RM(最大挙上重量)の計算方法とRM換算表

安全で効率的な筋肥大トレーニングに必要不可欠な挙上強度の計算基準。
計算式からトレーニング目的に応じたRM換算表の使い方まで詳しく解説します。

1RM(最大挙上重量)とは?

1RM(One Repetition Maximum:最大挙上重量)とは、「正しいフォームでギリギリ1回だけ持ち上げることができる最大重量」のことです。

筋トレプログラムの設計(例:「75%の1RMで5セット×5レップ行う」など)において、この1RMがすべての負荷設定の「基準値」として使用されます。

⚠️ 実際に1RMを測定するのは危険!
ベンチプレスやスクワットで極限の重量(1RM)にぶっつけ本番で挑戦するのは、関節の怪我や潰れる危険が非常に高いため推奨されません。そのため、一般的には「10回反復可能な重量」などから計算で1RMを予測する「間接的算出法(換算式)」が用いられます。

種目によって異なる? 1RMの計算式

1RMの計算式にはいくつかの種類がありますが、実は種目の特性(使用する筋肉群の大きさなど)によって使い分けることで、より正確な最大挙上重量を算出できます。「トレリンク」アプリ内でも、この種目別の計算式が自動適用されています。

1. ベンチプレス(上半身のプレス種目向け)

上半身の種目では、レップ数が多くなるほど疲労度の上昇が早いため、やや厳しめに見積もる計算式が有効です。 1RM = (重量 × 回数) ÷ 40 + 重量

例:ベンチプレスで 80kg を 8回 持ち上げられた場合
(80 × 8) ÷ 40 + 80 = 16 + 80 = 96.0 kg (1RM予測値)

2. スクワット・デッドリフト(下半身・多関節種目向け)

下半身の大きな筋肉群を使用する種目は、高レップ時にも比較的粘り強さを発揮できるため、以下の計算式を使用します。 1RM = (重量 × 回数) ÷ 33.3 + 重量

例:スクワットで 100kg を 8回 持ち上げられた場合
(100 × 8) ÷ 33.3 + 100 = 24.02 + 100 = 124.0 kg (1RM予測値)

3. その他の一般種目(エプリー式)

上記以外の種目(アクセサリー種目など)では、最も広く使われているエプリー(Epley)式を採用しています。 1RM = 重量 × (1 + 回数 ÷ 30)

例:ショルダープレスで 30kg を 10回 持ち上げられた場合
30 × (1 + 10 ÷ 30) = 40.0 kg (1RM予測値)

【目安】RM換算比率表(パーセンテージ)

以下は、1RMを100%としたとき、持ち上げる回数(レップ数)に応じた負荷強度(%)の一般的な目安表です。

反復可能回数(RM) 1回 3回 5回 8回 10回 12回 15回
1RMに対する強度(%) 100% 93% 87% 80% 75% 70% 65%
トレーニングの主な目的 最大筋力の向上 筋力向上 + 筋肥大(王道) 筋肥大 + 筋持久力

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